2025年3月15日。
普段より少し心に余裕がある週末。
読みかけの小説を本棚に戻し、ウヰスキーのソーダ割を舐めながら、
ふと、自分の人生について振り返ってみた。
「殻に閉じこもっている人間」
よく言われる。自分でもそう思う。
私は自分の人生、かなり多くの好きなことに蓋をして生きてきた。
それには父の存在が大きい。
私が好きなことは、父がすべて嫌いだったのだ。
父は性格としては活発で豪快なスタイル。
スポーツや博打など、豪快さや勢いが必要な趣味を好んだ。
私のように、絵をかいたり、文章を書いたりといった、文化的な趣味は無い人だった。
それゆえに、体育の成績が悪く、美術の成績が良い私のことをひどく罵った。
挙げればキリがないが、ほとんどが父と合わなかった為、
自分の好きなことのほとんどが、父の好きなこととイコールじゃない。
その部分については叩かれる。
それゆえ、本来の自分を出せない性格になっていったと思う。
好きなことが何なのかもわからない。
いや、好きなことがあるのが「いけない。」
そう思う人間になっていった。
父が悪い、と言っているわけではない。
ただ、影響が大きかったということは間違いない。
大人になった今、
その言葉をかき消すが如く、
自分と向き合っている。
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